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日本人が英語を話せない理由|アメリカ人の意見とは。

 

こんにちは。ラフと申します。

今回は、日本人がなぜ英語を話せないのか、アメリカ人と議論して考えてみました。そうするといろんな仮説が出てきたのでこの記事で紹介していこうと思います。

 

今の学校教育は「読む、聞く、書く」に特化

英語が義務教育に導入されて何年経ったでしょうか。今では小学校3年生から大学生まで英語を勉強しています。しかし、英語をペラペラに話せる人は、あなたの身の回りに一体どれだけいるでしょうか。

「ゆとり教育」が2002年に導入されてから、学校での学習は自分で考えて学ぶものからとにかく暗記するものに変化していきました。その根底には、教師が膨大なカリキュラムをこなさないければいけないという文部科学省からの圧力が大いに関わっています。

受験ための勉強

子供は何のために勉強をしているのでしょうか。
親の願いはこうです。良い高校へ進学し、良い大学へ行き、良い企業に就職するです。ですが、今の時代インターネットが普及している中でその王道ルートが果たして正解でしょうか。

日本人の英語の勉強はほとんどの場合、受験のための勉強です。受験対策に特化したが学校教育や塾が多いです。それでは、本当にリアルな英語を学ぶどころか、受験のためのやっつけ英語しか身につけることができません。

これは企業が評価するTOEICでも同じことが言えます。役職を昇格するために、TOEICで基準以上の評価が必要な場合、とにかくLeading&Listeningの特化を図ります。話す力は、身につきません。結局、TOEICのスコアが重要なのか外国との取引強化のためにとスピーキング力が重要なのか、今の日本では目的が受験やスコアとなってしまっています。

 

英語を話す練習が足りていない

英語の授業を受けた時、一体どれだけ英語を発する機会がありますか。わたしが、中学生や高校生だった時は、ほとんど先生が一人で話し生徒はひたすら板書を書き写すという作業をします。

たまに外国人のALTの先生が来た時は、アクティブな会話や友人と二人ペアになり英語で話し合うデモンストレーションをしたこともありました。このような機会はほんのわずかで、ほとんどの場合は、試験のための勉強、受験のための勉強です。教師もカリキュラムにある内容をこなすのに必死に説明をします。

教育現場に携わる教師の皆様は、本当に大変だと思いますが、世界ではどんどんグローバル化が進んでおり、英語を話せることが普通となっています。何年も英語の勉強をしていて話せない国は、日本くらいです。このまま学校教育での英語が、受験のための勉強で本当に大丈夫でしょうか。日本の発展が停滞しその後、世界各国との間で発展に遅れや差が出てきそうで本当に心配です。

 

そもそも英語の先生が日本人

外国人の英語教師を今までに見たことがありますか。ほとんどの方がないと思います。

日本人の英語教師の補佐として常駐している外国人のALTの先生は見たことある人は多いのではないでしょうか。

そもそも日本で英語教師になるには大学で教育課程を取得する必要があります。私も中学校・高校の理科教諭免許を取得しましたが、教員免許を取得するのは簡単ではありませんが、それほど難しくないと言えます。大学で用意されている教職課程をクリアすれば、誰でも教員免許の取得をすることができます。

所属する学部や学科にもよりますが、英語の教員免許を取得できるのは、外国を専攻されている方や国際関係などインターナショナルな学部に限られています。

アメリカ人が疑問に思ったのはなぜ、英語を外国人が教えていないのか。

これはかなり盲点だと思います。

この日本の制度では、外国人が英語の教師になるのは非常に難しいと言えます。ほとんどの英語教師が日本人なのは、このシステムが大いに関わっています。

今の制度では外国人が英語教師になることはできない。

 

生きた英語に触れる機会が少ない

これまで述べてきたように、日本の英語教育は、日本人教師によってほとんどが受験のために行われています。これは教育現場で最前線で指導を行う教師の責任ではありません。

私が個人的に思うのが小学校〜高校までに外国語に多く触れ、もっと話す機会を与えて欲しかったということです。個人的に留学をして言語を学びましたが、やはり言語取得は早いに越したことはありません。小学校〜高校までの頭が柔らかい状況で、もっと生きた英語に触れる機会が多ければ多いほど、英語を当たり前に話せるようになるのではないでようか。

日本人=英語を話せないという概念を壊したい。

日本の英語教育は、受験のための「読む」「聞く」「書く」をメインに行われていること、そして「話す」が特に欠けてしまっていることが原因です。それだけでなく、英語を母国語とする外国人から学ぶ機会が非常に少ないということが原因です。


もっと外国人主体で英語を教育していく社会になっても良いのではないでしょうか。

今後どんどんグローバル化が進み、世界各国では英語が話せることがビジネスで当たり前になっていきます。すでにもうそうなっていると言えます。日本人の英語力を高めるためには幼少期の成長過程で教育現場に携わる英語教師にかかっています。

私はもっと早く生きた英語に触れて、外国語を身近なものに感じたかったと思いますし、今英語が話せることでこれほど世界が広がるのかを痛感しています。

今後の日本の英語教育が生きた英語を学ぶ、話すものになることを願っています。

 

以上、ラフでした。最後までご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

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RIE BLOG
立命館大学卒 在学中一年間のイギリス留学を経験しました。 この留学をきっかけに一人旅・バックバッカーにハマりました。4年間植物系卸業者営業経験を積み、植物の魅力に取り憑かれました。世界中の植物を実際に見たいと思い、ノマド生活に憧れています。旅×植物は、世界を旅しながら各地の植物を見に行くという夢を描いています。