こんにちは。ラフと申します。
今回は定番品のツツジ!ヒラドツツジとサツキツツジについてその見分け方も含めてご紹介させて頂きます。
ツツジ36種類については動画でご紹介をしました。
https://www.youtube.com/watch?v=WYYXPKAabjU&t=486s
珍しい品種も多くご紹介しております。合わせてご覧ください。
私は植物系卸売業者の営業として4年働いていた経験があり、
ヒラドツツジやサツキツツジは数えきれないほど注文を受けて出荷をしてきました。
一生懸命ご説明をさせて頂きますので、ご参考になれば幸いです!
それでは、はじめていきましょう。
ツツジの種類
定番のツツジの品種を表にまとめてみました。
ツツジは落葉性と常緑性に分けられます。
常緑性の中でもサツキツツジとヒラドツツジの流通量が圧倒的に多いです。街路樹になっているツツジはほとんどがこの2種類です。
また、落葉性のツツジの中でも特に流通量が多いのはドウダンツツジです。ミツバツツジもよく植えられていますが、ドウダンツツジの方が植栽量は多い印象です。
それでは、常緑性の定番サツキツツジとヒラドツツジについてそれぞれの特徴をご紹介していきます。
サツキツツジ
サツキツツジはほとんどの場合こちらの濃いピンク色のものが流通しています。
基本的にはこの二種!原種に近いこともあり指定がなければ「高砂(たかさご)」と「大盃(おおさかずき)」という品種がメインで街路樹となっています。
一般的によく流通しているのがこちらの品種です。サツキの葉っぱは先がシャープな形をしていて、大きさは約2cm程度と小さめです。
開花時期は5月下旬から6月上旬で、ツツジの中でも遅めです。旧暦の5月ごろに満開に咲き誇ることから「皐月(サツキ)」という名前が付けられたと言われています。
業界では、後ろの「ツツジ」を省略して「サツキ」と呼ぶことがほとんどです。
ヒラドツツジ(平戸)
こちらの写真はヒラドツツジの中でも、特にオオムラサキツツジと呼ばれています。
業界では、ヒラドと呼ぶことが多いです。
ヒラドツツジの葉っぱは5〜6cmとサツキツツジに比べてかなり長く大きいです。また花も圧倒的に大きいです。
ヒラドツツジは、紫(オオムラサキツツジ)、ピンク、白に分かれています。こちらの三色の中では若干ですがオオムラサキツツジの花が一番大きいです。
左/ ヒラドツツジ(白) 右/ ヒラドツツジ(ピンク) |
ヒラドツツジ(ピンク)のものは特に「あけぼの」と呼ばれることがあります。
上記の3種類が定番品として流通しています。もちろん色の指定も可能です。色にこだわって注文したい場合は色を指定した方がいいです。
ヒラドツツジと注文する場合、ほとんどの場合ヒラドツツジの紫(オオムラサキツツジ)が出荷されます。しかし、ごく稀にピンクや白色のものが数本混じっている場合があります。色が違ってもヒラドツツジには間違いないためです。色をしっかりと合わせたい場合は、色を指定してご注文することをおすすめします。
色を指定すればこのようなグラデーションのも植栽も可能です!開花した時、非常におしゃれですよね。
農家さんは苗を作る場合から色の判別を意識して生産しています。また花が咲いている時期に色を確かめています。ほとんどないですがもし混じってしまっている場合はこの時にも判別されます。
花が咲き終わると、どれが何色だったかが分からなくなる場合がありますので、色に拘りたい場合はしっかりその意を伝えて注文をしましょう。
いかがでしたでしょうか。今回はサツキツツジとヒラドツツジの違いについてご紹介をさせて頂きました。ご参考になれば幸いです。
よく混同されてしまっている場合が多いので、この機会に改めて知っていただければ嬉しいです。
次回の記事では他のツツジについてもご紹介をさせて頂きます。
この他にも植物に関する記事を書いております。ご参考にしていただけたら嬉しいです!
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以上、ラフでした。